ワークプレイスと香り

24 June, 2020

ワークプレイスと香り

近頃、働く場所の新しいトレンドとして、海外、日本共に「コワーキングスペース」が人気です。利用者が増えるにつれて、コワーキングスペースの競争も激しくなり、今では空間デザイン、使いやすさ、立地、また、利用者同士のコミュニティづくりのワークショップなど、インスピレーションが湧き出るようなユニークな試みをしているコワーキングスペースも増えてきました。 しかし、ワークスペース業界は発展途上です。業界の人々でさえ気づいていない、革新的なアイデアはまだまだあります。 

私たちの働き方が変化するにつれて、ワークスペースの考え方も進化しています。相互作用によるイノベーションの効果が注目されてからは、コミュニケーションが活性化するようなスペースや、遊びの要素を取り入れたオープンな雰囲気を持つ場が求められるようになっています。居心地がよく、インスピレーションが湧き出るような、自分が本来持つパフォーマンスを最大限発揮できる場が作られるようになりました。 また、優秀な社員を確保する、という課題に対しても、大小関わらず多くの会社は、従業員の定着率を上げるために職場環境の改善、整備に力を入れています。 

このように進化を続けているワークスペースですが、空間デザインにおいて、「香り」の要素は今まであまり注目されてきませんでした。しかし、心地よい空間には、内装デザインや室内温度、聞こえる音の種類や大きさと同様、香りもとても重要な要素の一つです。 人間は、自分が今いる空間を認知し、理解、解釈するときに、視覚だけではなく、嗅覚にも頼っています。香りを有効的に使うことで、ワークスペースをより居心地よく、革新的な場所にすることができるのです。 香りは、嗅覚を刺激し集中できる空間を作るために効果的なことに加え、その会社のブランドメッセージを体感できる空間を作り出すこともできます。 研究によると、人はある体験を1年後に思い出すとき、その時に感じた香りは65%の割合で正確に思い出せますが、一方、視覚で得た情報はたったの数ヶ月後で50%の正確さでしか思い出すことができません。 このような香りの特徴から、例えば、企業オリジナルの香りでワークスペースを演出することで、お客様や面接で訪れる外部からの訪問者に会社のブランドイメージやメッセージを伝えたり、オフィスで多くの時間を過ごす従業員達には、会社への親しみや帰属意識を醸成するといったような効果が期待できます。 

私たちエアアロマは、空間の香りの専門会社として、クライアントの要望を反映したオリジナルの香りの作成から、ワークスペースで最適に香りが提供されるプランの提案まで、アジアからアメリカ、ヨーロッパの世界中どこの場所でも一定したクオリティで提供することができる体制が整っています。